初めて実力が認められた日

M-1グランプリ2007が昨日行なわれました。
決勝に残ったのは「笑い飯」「POISON GIRL BAND」「ザブングル」「千鳥」「トータルテンボス」「キングコング」「ハリセンボン」「ダイアン」の8組。
オレは自他共に認める大のお笑い好きだしこの日が来るのをずっと待ってました。
CM明けのBGMは毎度の如くバック・トゥ・ザ・フューチャー、出囃子はくりぃむナントカのN-1グランプリとかでもマネして使われているあの有名すぎる出囃子ですよ。
これらを聴くと改めて「今年もM-1の季節が来たんだな」と実感させてくれます。

番組は進行し一旦中継は敗者復活戦が行なわれた大井競馬場へ。
お笑いマニアのオレでさえ見たことがない顔がたくさんいます。
それはそうですよ、日本にお笑い芸人なんて腐る程存在してる訳ですから。
でもオレが探してたのは・・・もちろん昔っから大好きで実力は日本一だと思い続けてきたサンドウィッチマンです。

でも必ずしも「実力＝人気」とはならないお笑い界。
選ばれるのは無理だろう・・・話題性がある麒麟やオリエンタルラジオあたりが選ばれるんだろうなぁと思ってましたが・・・まさかの（失礼）敗者復活！
多分視聴者の半数以上はサンドウィッチマンの存在自体知らないでしょう。
でもこのM-1というお笑い界最高の舞台で彼らの漫才を世間に披露できるというのは嬉しくもあったし実力を是非とも知って欲しいという思いでいっぱいでしたよ。
てか芸人仲間はサンドウィッチマンの実力はもちろん知ってるだろうから決勝に勝ち残ってた8組は「強敵が勝ち上がって来たな」て思ったでしょうね。

こういうコンクール的なものは個人的な感情が入って観るのはご法度です。
例えばキングコングのファンだからネタがつまらなくてもキングコングに票を入れる・・・というのは言語道断。
オレもお笑い好きの最低限のマナーとして例えサンドウィッチマンの昔からのファンだとしても他の相手を比べて面白くなかったらチャンピオンの資格はないと思ってました。

そして第一ラウンドが終了・・・。
改めて見てやっぱりサンドウィッチマンはレベルが違います。
笑いに厳しい審査員の点は651点と9組中1位！
世間から見たらまさかの敗者復活組の1位通過！
この時点で初めて実力が認めてもらえたと実感し涙がこみあげてきましたよ。
審査員の方々も大絶賛の嵐。
特に普段から誉めることを全くしないオール巨人師匠の「なぜ彼らが決勝に残ってなかったのか分からない」という最大級の賛辞には心を打たれました・゜・(ノД｀)・゜・。

「結果は後から付いて来る」
という言葉があります。
実力さえ認めてもらえれば必ずそれに準じた評価が得られます。
最終決戦は余裕で観ていられました。
結果はサンドウィッチマン：4票、トータルテンボス：2票、キングコング：1票。
嬉しくて胸が一杯になりました。
会社とかで
「お笑い大好きなんですよ」
「誰のファン？」
「サンドウィッチマンです」
「知らないなぁ」
と言われたこととかを思い出したりして更に目頭が熱くなりましたね。
仮にサンドウィッチマンが敗者復活してなかったらトータルテンボスの圧勝だったと思う。

今年はZARDの坂井泉水さんが亡くなったことで最低の年でした。
でも今年初めて喜んだ、嬉しかった、心の奥底から笑えた、というような日になりました。

サンドウィッチマンのお二人、本当に優勝おめでとう！

それにしても「サンドウィッチマン」で検索してここに来た人の多いこと多いこと（ボソッ

てか単独ライブのDVDはいつ出るんだろう(´・ω・`)